幻の大陸 八重干瀬(やびじ)祈り
昔から自然界の神様を大切にした人たちは、八重干瀬(やびじ)が神様の場所だと知っていましたが、一般の人がそのことを知る機会は無かったと言います。チャンスは、2006年に訪れました。神様に導かれた方が、ユタの口を借りて八重干瀬の神様へ祈りをする機会を作ってくれました。
八重干瀬(やびじ)全体に広がるサンゴの島々が「龍の体」と言われ、ひとつひとつの島に名前が付いているほど、海人(うみんちゅ)やユタたちにとっては大切な聖地になっています。
宮古島のユタにしか伝わっていない秘密の言い伝えとして、「旧暦3月1日は宮古島に龍が立つ日」として特別な祈りが行われていました。一般の家庭でも毎月旧暦の1日は祈りを行いますが、「龍の聖地」「竜宮城」と呼ばれる宮古島だからこそ、龍の神様の言葉が残っているのでしょう。
八重干瀬(やびじ)へ船が出る日程は毎年変わるので、伊良部島や宮古島の龍の聖地を祈ってから八重干瀬(やびじ)へ船で向かう祈り企画を毎年計画しています。
沖縄全体の海は、現在、サンゴ礁の「白化現象」でサンゴが死んでいる場所が増えていることが問題になっていますが、その原因は、各島の科学肥料や生活排水に含まれる窒素やリン酸が増えたことで、藻が異常発生してサンゴに影響を与えている事がわかっています。
サンゴはイソギンチャクやクラゲの仲間で、刺胞動物に分類され、口が1つだけ開いた袋状の体を持ち、刺胞という他の動物を捕らえる毒針が口の周りの触手に入っています。その触手でサンゴは動物プランクトンを捕らえ、口から体内に取り込み、消化して栄養をとります。
またサンゴは、小さな褐虫藻(単細胞藻類)をたくさん体内に住まわせて共生し、二酸化炭素と栄養塩をその褐虫藻に供給します。すると、それらの栄養塩と太陽光を利用して光合成を行うことで、共生藻はエネルギーを作り出し、それをサンゴにも提供します。すからサンゴは、「動物」のジャンルに入ります。
動物の1匹1匹、または群体の1つ1つを「サンゴ」といい、その「サンゴ」と「石灰分を分泌する生物」の遺骸が、厚く堆積してできたものを「サンゴ礁」呼びます。ですから「サンゴ」は生物を、「サンゴ礁」は地形を指します。郡体の骨格の形は、枝状・塊状・テーブル状など、生息場所の環境に応じてさまざまです。

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